加彩文官俑

【時代】 北魏
【寸法】 高:34㎝(台座込) 重量:850ℊ(台座なし) 
【箱 】 有ります。
【来歴】 有りません
【状態】 首が共直し
【価格】 180,000円(税・送料込み)

【説明】 「俑」は焼き物の人形を指し、秦の「兵馬俑」にされるように、死後の世界で被葬者に奉仕する副葬用としてつくられました。続く漢代でも厚葬の文化は引き継がれ、多くの俑が製作されました。
 漢の次の時代、中国全土を統一する隋までの約400年間を六朝時代と云います。非常に政治的にも複雑な時代であり、また南朝人の葬礼に対する考え方が北朝ほど大仰でなかったことから、漢代に比べ大作はほとんどなく、作域の良い物も見られなくなりました。
 しかしながら、五世紀頃北魏がたってからはようやく北中国全体に安定が戻りました。北魏は漢にならい、厚葬の文化を尊重し、結果俑の生産も作域も向上しました。
 北魏の俑は漢と比べて写実性に優れ、同質同技から生まれた物とは思えぬ程に芸術性に優れています。この要因は様々有りますが、その一つに西域から伝わった新し美術様式、ガンダーラやヘレニズムの影響が有ると云われています。

 本作は文官の俑です。体の線が実に柔軟で、表情も柔らかく、静かで気品の有る物です。一説には北魏の俑の表情が法隆寺など日本の仏像の表情に大きな影響を与えたとも云われています。

【雑感】 まず、美しい。この一言ですね。昔から事あるごとに、様々な先輩から良い物もは静かだ、と云われ教わってきました。まさしくこの俑は静かで気品に満ちています。残念ながら首に修理の跡が見られ、恐らく折れていたのだと思いますが、この時代のものは修理や傷が有る物がほとんどで、無い方が珍しいくらいです。俑などを求める時には、とにかく作域で選んで欲しいです。そういう意味においても、本作は非常に価値ある一品だと思います。
 それにしても昔の人はかなり、乱暴な人が多く、裏におそらくマジックで「文人、六朝」と書く辺りが凄いですね。これからの人は自分が手に入れても、こんな乱暴なことはせずに大事にして欲しいです。後の設えか、先の設えか分かりませんが箱には唐代と張り紙がしてありますが、乱暴ながらもマジックの方が正解です。

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