粉吹茶碗 (宝城手写)

【時代】19世紀前半
【寸法】高:4.5㎝ 径:14.5㎝ 重量:210g
【箱 】時代箱

【来歴】有りません
【状態】金繕い4か所   
【価格】88,000円 税込み・送料込み

【説明】朝鮮半島南部の宝城周辺で焼かれた陶器の作風を色濃く残す、江戸時代後半頃の写しの茶碗です。本歌と比べると本作は高台が低く、碗としては浅めで口辺が水平気味な点です。
 粉引の写し自体は現代でも多くの作家が焼いています。日本で朝鮮茶碗の写しが盛んに焼かれるようになったのは江戸の後半で、茶の湯文化が武士階級のみならず、町人や商人の間でも流行り、急激に茶道具の需要が高まりました。その為、唐津、高取萩、京都などで多くの写しが焼かれるようになりました。
 また、本歌は非常に高価で稀な物である為に鑑賞用の扱いを受け、写しを実用で用いる文化も始まりました。

 本作はその頃の物と考えます。鉄分が非常に多い所から見て、唐津系の宝城手写だと考えます。

 

【雑感】 見れば見るほど端正な作りで、上手なものだなぁと感心します。日本の職人の腕はこの当時から世界トップクラスだと思います。静かで良い茶碗です。写しでは有りますがその魅力はかなりの物です。
 年々暑い時期が長くなってきている今、夏茶碗は色々あって良いのではないでしょうか?
 よろしくお願いいたします。

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