初期伊万里 染付葡萄紋壺

価格 345,600円

時代:江戸初期 状態:口、足元にニュウ有り。但し水漏れは有りません。
高さ:14.6㎝ 口径:7.3㎝ 胴径12.6㎝ 

 江戸の初期、寛永から正保にかけて、日本で最初に焼かれた磁器です。
 それまでの日本では陶器は作れましたが、磁器は無理でした。陶器にはどうしても若干の水浸性が有り、洗いがしっかり行われていないとカビが生え、衛生的では有りません。更に磁器は陶器に比べて遥かに薄く作れることが出来軽い。しかも中国ではすでに染付、色絵に成功しており、今までにない食器や調度品として世界中の憧れを集めていました。日本でも中国から招来される磁器は珍重で非常に高価なもので、一部の特権階級者のみが使用することの出来るものでした。
 そこへ誕生したのが伊万里焼です。初期伊万里はまだ磁器と呼ぶには非常に稚拙で、半陶半磁呼んだ方が適切なものも多くあります。しかしながら従来の陶器に比べて水浸性は圧倒的に低く、非常に衛生的でありました。さらには初期伊万里は非常に早い段階で染付にも成功しています。これらは中国、朝鮮からの招来された職人たちの恩恵が大きいでしょう。
 ここから飛躍的に伊万里は発展をし、数十年後には中国に代わり世界へ磁器を輸出する生産国へと変貌していきます。

染付葡萄紋の壺です。初期伊万里らしく稚拙な造形ですが、そこに何とも言えない味わいがあります。柔らかな肌合いは李朝にも通じるところがあります。
紋様の葡萄は子孫繁栄をあらわす吉祥紋の一つです。
可愛らしく、花映りもとても良い一品です。是非座辺の一つに加えてみてはいかがでしょうか?