金襴手染付鳳凰文皿
【時代】 明代 嘉靖萬歴頃 16世紀後半
【寸法】 縦:2.5㎝ 径:20㎝ 重量:290ℊ
【箱 】 合わせ箱
【来歴】 有りません
【状態】 口辺一か所ホツ
【価格】 165,000円(税・送料込み)
【説明】 金襴手は明の嘉靖帝時代から急速に発展しました。特に碗が多く、他には仙盞瓶、壺、大鉢などがある。日本では茶道具としての関係が強いのか、比較的多くの金襴手が残っている。
本作は殆ど金が残っていませんが、かろうじて鍔縁の赤地の部分に金が見てとれる。また、本作のような皿は比較的珍しい器形である。見込みが染付のみで有る点も、鉢に見る見込みが染付で外側が赤絵金襴いう意匠と同じであろうが、中々にこちらも珍しい。
寸法も良く茶に合う物である。
【雑感】 「はて、こいつは呉須皿?」と思いながら、体は自然と皿を手に取っていました。「いやいや、こいつは結構珍しいぞ。金襴手だわ。」そう気づいて、一人勝手に興奮し、そこからは安く落とせないかなぁ、と一人願う。
和物でもそうですが、余り染錦と云われる染付に色絵の手は好みでは有りません。それはわずかながら素地の白さが青っぽくなり、色絵に合わない気がするからです。けれどもこの皿にはそんな感じは受けず、それよりも白地が強く染付も色絵もくっきり見えます。「良いもんだなぁ」としみじみ思ってしまいます。
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