磁州窯 白地鉄絵花文盤

【時代】 金時代
【寸法】 径:18.4㎝ 高:4.5㎝
【箱 】 合わせ箱
【来歴】 有りません
【状態】 上記の写真の赤丸は共直し。鉄絵の縁を黒で押さえています。
     共直しの一か所から2㎝程度の入有
【価格】 165,000円(送料込み、税込) 

【説明】 磁州窯は中国の名だたる古窯の一つとして知られ、河北四大古窯である。宋時代の五大窯が宮廷貴族に愛されたのに対し、磁州窯は特に一般の庶民に広く好まれた。装飾は地方色が濃く郷土の息吹に満ち溢れており、中国北方の風俗や民族性が豊かに表現されている事から、民俗学の博物館あるいは民俗学の事典とたとえられている。また磁州窯は「中国陶磁発展史における一粒の輝かしい宝石である。」と称賛されている。
 磁州窯では現地の原料「大青土」から胎土をつくるが、それには定窯のようなきめ細かな白さはみられない。そのため素地に白化粧を施し、さらに掻き落しや白磁線彫りなどの装飾を施している。また、代表的なものとして白地鉄絵という新しい技法を考案し、この白地鉄絵は中国陶磁史における釉色装飾から彩絵装飾に至るまでの過渡的な存在ともいえる。

 本作は白地鉄絵の典型的な作品の一つである。見込みの白地が大変に美しく、そのため鉄絵の黒も一際冴えています。白化粧の上に一気に鉄絵で描く、この時代の職人の技量の高さを感じれる作品です。

【雑感】 「綺麗だ!」第一印象はこれでした。鑑賞陶器は先ず最初の印象が非常に大事です。特に中国美術は威力芸術と呼ばれるほどで、相手をひれ伏すような力を狙って作っています。
 本作は見込みに砂目跡が有り、高台にも有ります。つまり重ね焼きで大量に作っているのです。この時代は誠に豊かだったのでしょう。このレベルの焼き物が大量生産されていたのです。磁州窯は民窯です。当然庶民の為の日用品を多く製作していました。この盤もそれらの一つです。恐るべき文化レベルだと思います。
 本作は菓子器にも使えますし、勿論鑑賞にも耐えます。有るようで中々に得難いレベルの作品だと考えています。

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